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<2025年最新>豪ドル金利の見通しは?金利の推移や他国との金利差が豪ドルにどう影響するのか徹底解説!

この記事が伝えること


・今後の豪ドル金利について解説
・過去の豪ドル金利から、豪ドル金利について解説
・豪州と他国通貨の金利差・影響について解説


※詳しくは目次にて

豪ドルの金利は、コロナ禍であった2020年から2022年にかけて0.1~0.25%と、かなり低い数値で推移していました。

しかし、コロナが明けてきた2022年5月頃より、オーストラリアは金利を上げてきており、2024年10月時点では4.35%にまで上がっています。

FX投資において、自身の保有する通貨の国が利上げをすれば、より多くの金利を得られることになるので、更なる買いが発生しやすくなります。

すなわち、自国通貨の価値が上がり利益を得られやすくなります。

本記事では、豪ドルの現状及び今後の金利見通しについて、及び他国との金利差についても解説していき、豪ドルが今買うべきかどうかを判別していきます。

豪ドル政策金利の過去推移

はじめに、豪ドル政策金利の直近10年推移について解説していきます。まずは下図を実際にご覧ください。

■豪ドル政策金利 直近10年推移

画像:オーストラリア | 政策金利 | 1990 – 2024 | 経済指標 | CEIC

豪ドルの金利は、過去10年からコロナ禍の2022年までは下降傾向でしたがコロナが落ち着き、段階的に利上げが実施され、2024年現在は4.35%の金利がついています。

また他国の通貨は軒並み利下げを実施しているなか、他国との金利差が縮まっているため、豪ドルの価値が上昇傾向となっています。

それでは次に、豪ドルの政策金利が今後どのように推移していくのか見ていきましょう。

自国の情勢による要素(=内的要因)と他国の情勢による要素(=外的要因)に分けて、それぞれ詳しく解説していきます。

豪ドルの金利が変動する要素 ※内的要因

今後の豪ドル金利が必ずしも上がるとは言い切れませんが、下記2点の自国内による要因で豪ドル金利が上がる可能性があると言われています。

豪ドル金利が上がる内的な要因

①オーストラリアの高経済成長率
②豪ドル為替市場の上昇

これらの2つの項目は、豪ドルの金利を上げる要因となり得るため注目すべきです。

それでは、それぞれについて詳しく解説していきます。

1.オーストラリアの高経済成長率

■経済成長率の推移 ※オーストラリアと日本の比較

画像:経済成長率の推移(1980~2024年)(オーストラリア, 日本) - 世界経済のネタ帳

まず1つ目は「オーストラリアの高経済成長率」です。

上表の通り、オーストラリアは継続して成長を続けており、日本と比べても、高い経済成長率を維持しています。

このまま成長していくと、国民の収入も増えていくのですが、併せて物価も上昇する傾向にあります。

しかし物価が過度に上昇するとインフレ率が上がりすぎるため自国通貨の価値が下がる恐れが出てきます。そのため、オーストラリアはインフレ率抑制のため利上げをする可能性が考えられます。

また隣国ニュージーランドが活発に利上げを行っていることから、連動して動きやすい豪ドルも上昇の可能性があります。実際に利上げが実施されれば、世界中の投資資金が再び集まると予測されます。

2.豪ドル為替市場の上昇

まずは豪ドル/円のチャートを実際にご覧ください。

■豪ドル/円 チャート

画像:AUDJPYチャート – 豪ドル/円 レート — TradingView

2024年10月時点で豪ドルは100円を超えましたが、今後105円を超える可能性もあります。

また利上げを行うことは、通貨価値を保つという目的もあります。

金利を上げることで、豪ドル投資が世界中で行われますので、豪ドルのレートが上がっていくことになり、通貨の価値が下がりにくくなるのです。

今後、オーストラリアは豪ドルのレート上昇のため、利上げを実施する可能性が考えられます。

豪ドルの金利が変動する要素 ※外的要因

無論、自国だけでなく他国の動向によって豪ドルの金利が変動することも考えられます。下記2点の自国内による要因で豪ドル金利が上がる可能性があると言われています。

豪ドル金利が上がる外的な要因

①他国の政策金利
②中国経済

これらの2つの項目も、豪ドルの金利を左右する要因となり得るため注目すべきです。

それでは、それぞれについて詳しく解説していきます。

1.他国の政策金利

まず1つ目は「豪ドルの金利と他通貨の金利差」です。

他国の政策金利が変動すれば、自国通貨の売買が活発になることがあります。下図は主要国の政策金利表です。

■主要各国政策金利表(単位=%)

画像:英国政策金利の推移|はじめてのFXなら外為どっとコム (gaitame.com)

例えば利率が上がると、国内資金への需要が高まり、通常、他国の通貨に比べてその国の通貨が好まれます。逆に、利率が下がると、海外投資家にとっての魅力が減少し、その通貨の価値は下落する傾向にあります。

改めて上表を見てみると、2024年11月現在において、オーストラリアと他国の政策金利を比較すると、
英国やユーロ圏との金利差は無くなりつつあり、逆転する可能性が出てきています。
(ユーロは2024年6月に逆転)

英ポンドは世界で3番目に大きい通貨であり、ユーロは2番目です。したがって、これらの通貨と豪ドルの金利差が逆転すれば、投資家にとって通貨の価値が大きく変わる可能性があります。

またアメリカは2024年9月18日に米ドルの政策金利を0.5%利下げすることを公表しました。更には、年内残り2回の会合で追加で2回分(計0.5%)の利下げを示唆する内容も発表されています。

最も影響力のある通貨の利下げにより、各国が影響を受けるなか高金利政策を実施しているオーストラリアは対米ドルで豪ドル高が進む傾向を見せています。

今後、アメリカやユーロ圏が追加利下げを実施すれば豪ドル高がさらに進むことが予測されるため、動向を把握することが重要となっています。

2.中国経済

中国経済が繁栄すれば、輸出の30%以上を占める中国に依存しているオーストラリアにも利益がもたらされます。中国の成長は、オーストラリアの成長とリンクすることが多いため、注目すべき指標になります。

また2024年10月現在、中国経済は落ち着いてきているとの見方もありますが、IMFは中国について、引き続きアジア太平洋地域の経済成長を牽引していくとの評価をしている通り

中国経済の成長は引き続き見込まれ、それに伴いオーストラリアの経済成長も底堅いとされる見方が強いです。

【結論】豪ドル 政策金利の見通しについて

ここまで、どのような要素が豪ドルの金利に影響を与えるのか解説してきました。

これらを踏まえて、結論的に豪ドルの政策金利は今後どのように推移していくのか改めて下記に纏めます。

豪ドルの見通しを予測する3つのポイント

1.豪ドルは2022年以降、利上げが続いている。
2.高い経済成長によるインフレ率増加を抑えるため、利上げが実施される可能性がある。
3.主要国は軒並み、利下げを実施している。

これら3つのポイントは、全て豪ドルが利上げとなる可能性を秘めたものになります。

オーストラリアは、中国経済にも支えられ高経済成長率を維持しておりかつ、主要国は利下げを実施していることから

豪ドルは、他国と比べ金利が高くなってきており、豪ドルの価値も上がってきております。

このように豪ドルは、高い経済成長と底堅い政策のもと、安定した値動きを見せており、FXに適した通貨と言えるでしょう。

豪ドルのおすすめ運用方法については、下記記事にて纏めておりますので是非、参考ください。豪ドルの特徴を捉え、稼げる運用方法が理解出来るようになっています。

豪ドル取引に適したFX会社

このように、豪ドルが上昇するという一般的な見解がありますが、「どのFX会社で豪ドルを取引すればよいか迷っている」
「そもそも豪ドル取引に強いFX会社はあるのか」と疑問に思っている方も多いでしょう。

以下では豪ドル取引における、おすすめのFX会社を3社紹介します。

1.みんなのFX

みんなのFX 概要

運営会社      :トレイダーズ証券
資本金        :2,324,285千円  
スプレッド (豪ドル/円):0.5銭
取引単位       :1,000通貨~
スワップポイント   :113円 ※1日あたりの実績

口座開設数(2022年) :400,000口座以上

「みんなのFX」では、豪ドル/円のスプレッドが0.5銭と業界最狭水準になります。

さらに、オーストラリアの政治経済情報やチャート分析のポイントに関するニュースも充実しており、豪ドル/円の取引には「みんなのFX」を利用することをお勧めします。

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2.DMMFX

DMMFX 概要

運営会社      :DMM.com証券
資本金        :9,800,000千円 
スプレッド (豪ドル/円):0.5銭
取引単位       :10,000通貨~
スワップポイント   :108円 ※1日あたりの実績

口座開設数(2022年) :800,000口座以上

DMM FXを運営するDMM.com証券は、FX取引高で常に上位にランクインしている大手のFX会社であり、2022年と2023年には取引高で世界一を達成しました。

様々なインターネットサービスをするDMMグループの一員であることから、グループ全体の信用力や資本力も、安心してFX取引に臨める環境が整っています。

初心者にとってFX会社選びは非常に重要なポイントですが、DMM FXは大手の安心感を得られるFX会社になります。

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3.LIGHTFX

「LIGHTFX」では、豪ドル/円のスプレッドが0.48銭と業界最安値です。

またスワップポイントが高く、金利狙いの中長期取引にもおすすめのFX会社です。

ただし、低スプレッド・高スワップと良い点が多いですが、LIGHTFXの取引ツールは使いやすさを追求しているため、ゆえに情報量が限定的になっているとも言えます。

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まとめ

今回は豪ドルの金利に関して説明しました。

現在の豪ドル金利は長期的に見て利上げされる可能性があり、オーストラリアの経済動向に注目が集まっています。

金利が上昇すれば、為替レートも上がる可能性があるため、今のうちに投資を検討するのも一つの手です。

興味のある方は、少額投資から始めてみるのも良いでしょう。

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