
FX取引、または外国為替証拠金取引は、異なる国の通貨を交換し、その価格差から利益を得る投資手法です。
またFX投資者が最初に理解すべきは、FX市場は世界最大の金融市場であり、
日々約5兆ドル以上の取引が行われていると言われています。
FX市場規模の大きさは、24時間取引が可能であることが最大の要因であり、
投資家は世界中の経済ニュースに応じて柔軟に対応し利益を生み出しています。
そのためFX市場は機会に満ちていますが、成功するためには時間と努力が必要です。
基礎知識を身につけ、戦略を練り、感情に流されずに計画的に取引を行うことが、FX取引で利益を得る鍵となります。
始める前に、しっかりと研究し、準備を整えましょう。
本記事では、FXに関する基礎知識のなかでも特に重要であり取引をするうえで、必須と言える内容になっています。
初めは難しく感じることもあると思いますが、基本をしっかりと学べば、取引の範囲を広げていくことが可能です。
ぜひ最後までご覧ください。
FXとは?
FXは、ドルや円などの異なる通貨を交換することにより損益が生じる外国為替取引の投資を指します。
正式名称は「外国為替証拠金取引」です。

日本円と外国通貨(米ドルやユーロなど)の売買を通じて利益を得ることができる金融商品で、少額から投資を始めることが可能です。
世界中の通貨価値は常に変動しており、適切なタイミングでの売買によって利益を得ることができます。
FXの仕組み
外国為替取引で利益を得る主な方法は以下2つあります。
1.通貨ペアの買値と売値の差から生じる利益
外国為替取引のメカニズムは、海外旅行を例にとると理解しやすいです。
例えばアメリカへの旅行で、円をドルに交換するとき、その交換が外国為替取引に該当します。
出発前に1ドルが100円だったとして、帰国時に1ドルが110円に変わっていたら、1ドルの価値が10円上がったということになります。
外国為替取引では、このように為替レートの変動が利益や損失を生むのです。

無論、為替レートが下落した場合(例えば1ドル=90円で1ドルを売った場合)、10円の損失が生じる可能性もあります。
2.保有するポジションにより、通貨ペアの国々の金利差に基づくスワップポイントを獲得
ポジションを保持している際に、通貨ペアの国々間の金利差から生じるスワップポイントを獲得する方法があります。
例えば、低金利の国の通貨を売り、高金利の国の通貨を購入することで、両国の金利差による調整分を利益として得ることが可能です。
円高・円安とは
ここで、FX取引とは切っても離せない「円高・円安」について説明します。
円高は、円の価値が高い状態を意味し、円安はその逆で円の価値が低い状態を指します。
為替レートは需要と供給のバランスによって決まります。
たとえば、もし米ドルに対する需要が円よりも高ければ、それは円安・ドル高と表現されます。
反対に、円に対する需要が米ドルよりも高い場合は、円高・ドル安となります。

このように、為替レートは需要と供給の動きに応じて変動します。
円高・円安が与えるFX取引の影響について
FX取引では、円の価値が上がる(円高)または下がる(円安)動きを利用して為替差益を得ることが可能です。
FX取引における円高と円安は下記3つの重要ポイントを認識しておくことが大切です。
- 円高・円安を利用した為替取引
- 円高に変動する要因
- 円安に変動する要因
円高・円安を利用したFX取引
為替差益は、為替レートが円高または円安に変動することで生じる利益です。

たとえば、1ドル=100円のレートで米ドルを購入し、その後レートが円安になり1ドル=101円になった場合、
売却すると1円の利益が得られます。
一方で、為替レートの変動が原因で損失が生じることを為替差損と言います。
例えば、1ドル=100円で米ドルを購入し、その後レートが円高になり1ドル=99円になった場合、売却すると1円の損失が生じます。
円高となる要因
為替レートは経済、国際関係、政治など多くの要因によって変動するものです。
特に円高への変動を引き起こしやすい要因には、「金利の上昇」「貿易黒字」「リスクオフ」などがあります。
通常、国の通貨金利が上昇すると、その通貨は高い利回りを求める投資家によって購入されやすくなります。
日本での金利上昇は、円の購入を促すと見られがちです。
輸出入を行う企業は、円と外貨の交換が必要になります。
貿易黒字は、輸出が輸入を超える状況を指し、輸出が多いと輸出企業が得た外貨を円に変える際に円高になる傾向があります。
また、日本円は伝統的に安全資産と見なされています
経済や政治の不安がリスクオフを引き起こすと、避難通貨としての円が買われ、円高になりやすいです。
しかし、最近ではこの傾向が弱まっているとも言われています。
円安となる要因
円安が進む要因には、「金利の低下」「貿易赤字」「リスクオン」などがあります。
通常、国の通貨金利が下がると、その通貨の売却が促されます。
日本は長期にわたり低金利政策を採用しているため、円売りと外貨購入の傾向が続いています。
輸出入を行う企業は、円と外貨の交換が必要です。
貿易赤字は、輸入額が輸出額を超えることを意味します。
輸入額が増えると、輸入企業は支払いのために円を売り、外貨を購入するため、円安になりやすくなります。
また、日本円はリスクオフ時に安全通貨として購入されますが、リスクオンの状況では、購入された円が売却され、円安になりやすいです。
FXの取引時間について
FX取引は原則として平日24時間可能ですが、土日や元旦(1月1日)はFX会社がお休みなので取引はできません。
24時間取引可能ですが、常に価格が活発に動いているわけではなく、動きにくい時間帯もあります。
効率的に利益を上げたい場合は、価格変動が活発になる時間帯に取引することをお勧めします。
では、FXの相場が活発に動きやすい時間帯について抑えておきましょう。
FXの取引相場が活発になる時間帯
FXの相場が活発に動きやすい時間帯については大きく分けて下記3つの時間帯が挙げられます。
- 日本時間8時~10時(東京為替市場オープン後の2時間)
- 日本時間16時~19時(ロンドン為替市場オープン後3時間)
- 日本時間21時~早朝2時(ニューヨーク為替市場オープン後5時間)
それでは、順番に解説していきます。
日本時間8時~10時(東京為替市場オープン後2時間)
午前8時から10時は、東京為替市場が開く直後の2時間で、日本、中国、オーストラリア、シンガポールなどの投資家が取引を開始します。
特に、9時55分頃に発表される仲値の時間帯は、価格の動きが活発になることが多いです。
仲値が確定し、10時を過ぎると価格の動きは徐々に落ち着いてきます。
また、8時から10時の間に日本の経済指標の発表や日本銀行の金融政策の発表がある場合、それに応じて市場が大きく動くことがあります。
日本時間16時~19時(ロンドン為替市場オープン後3時間)
16時から19時は、世界最大の為替市場であるロンドン市場が開くため、取引が活発化します。
15時頃から取引を始める「アーリーロンドン」と呼ばれるトレーダーもいます。
この時間帯は、ユーロや英ポンドなどの通貨ペアの変動が特に活発になる傾向があります。
東京市場とは異なり、通貨の強弱が逆転し、まったく異なる動きを見せることがあります。
またECB(欧州中央銀行)の金融政策発表などの経済指標が出ると、市場に大きな影響を与えることがあります。
19時頃にはヨーロッパの投資家が昼休みに入ることで、市場の動きが落ち着くことが多いです。
日本時間21時~早朝2時(ニューヨーク為替市場オープン後5時間)
米ドルは基軸通貨として、世界の国際取引で広く使用され、流通量が最も多い通貨です。
世界中の投資家が米国市場で取引に参加しています。
ニューヨーク為替市場は21時から6時まで営業しており、特に市場が開く21時から2時までは価格変動が激しいです。
21時以降はロンドン市場との取引時間が重なり、一日の中で最も取引量が多い時間帯になります。
さらに、通貨オプションの権利行使期限である23時や、ロンドン為替市場の仲値が決定する24時には、
取引が盛んになり価格が動きやすくなる傾向にあります。
総括
FX市場は機会に満ちていますが、成功するためには時間と努力が必要です。
そのためには基礎知識を身につけ、戦略を練り、感情に流されずに計画的に取引を行うことが、FX取引で利益を得る鍵となります。
FXを始める前に、今回学んだ内容を整理し準備を整えましょう。
そして、自分に合った取引スタイルを見つけ、長期的な視点で市場にアプローチすることが大切です。